−鎌倉市内に点在する鎌倉三十三観音札所を紹介しています−【 札所29〜33番 】
◆【写真上】は29番の龍峰院で、27番の妙煢@と同じ建長寺の敷地内にある。こちらは高台にあり、下の参道に比べ隔絶された感じで、しかもこじんまりとして静かである。
◆【写真右】は建長寺から左側に上がって行く途中の大きな杉の木立で、石段は長い年月で磨り減っており趣きがある。正面には天源院、その左側にはさらに石段があり、龍峰院の山門に続いている。
◆【写真上】は「福源山」の扁額と明月院の本堂で、境内のアジサイは有名で開花時期には大勢訪れる。奥の上がり口が納経所で二人の書き手がおり、本堂に上がってから随時ご朱印を頂く。境内は四季折々の花がありそれらの散策も楽しい。 【写真左】は本堂右側の上がり口から見た丸窓の一景。
◆浄智寺と「曇華殿」の扁額。阿弥陀・釈迦・弥勒の三体と聖観音等が安置されている。石段は皆擦り減っており、長い年月ここを多くの人が歩いた事を物語る。石段を上がると中国風楼門があり、くぐると右手に曇華(どんげ)殿が建つ。裏手は書院、右手奥は庫裏でご朱印所となる。
◆浄智寺は、東国花の寺百ヶ寺98番、鎌倉24地蔵12番、鎌倉十三仏6番・弥勒菩薩などの霊場を兼務する。写真右は、境内奥に珍しい黄花曼珠沙華がひっそりと咲く。
◆東慶寺と「波羅密」の扁額。北鎌倉駅を出て鎌倉方面に約200mほど進むと東慶寺への参道と石段がある。上って茅葺き屋根の山門をくぐるとここで拝観料を払う。右に行くと庫裏、正面を進むと本堂に行く。境内はフジバカマ、秋明菊、ホトトギス、ミズヒキなど多種の花々が咲いている。表通りには甘味処、喫茶店が散在する。
◆写真右は、境内に咲く秋明菊の群生で寺は東国花の寺百ヶ寺99番の札所でもある。
◆佛日庵は、円覚寺境内の奥に位置する塔頭の一つで、萱葺き屋根が特徴の開基廟に本尊・十一面観世音を安置。廟内には、北条時宗・貞時・高時を祀る。庵の入口で拝観料(抹茶付)を払うと、火のついた線香と抹茶用の木札を頂く。線香は開基廟前の線香立に供える。この一息を鎌倉観音結願の収めとするのも良い。
◆写真右は、外国からの観光客も参拝後にお抹茶を頂いている。また佛日庵は東国花の寺百ヶ寺100番と鎌倉24地蔵14番の札所を兼務する。
佛日庵と境内で抹茶を頂く外国の観光客
鎌倉三十三観音霊場一覧に戻る